12星座【誕生月】 ギリシア神話 星座

おひつじ座の特徴とギリシア神話での物語

おひつじ座は秋の夜空に見えるあまり目立たない星座です。プトレマイオス48星座のひとつとしてなおひつじ座の特徴とギリシア神話での物語について紹介します。

 

おひつじ座の特徴

おひつじ座は9月~10月の秋の空の頭上に輝く星座ですが、2等星がおひつじ座の中でもっとも明るい恒星で他の星はあまり目立つものではないため見つけづらく感じるかもしれません。

アンドロメダ座の左下あたりにあり、おひつじ座の中でもっとも明るく見える星はアルファ星で二等星です。おひつじ座は『への字』を逆さまにしたような形をしていて、この形から羊を連想することはできません。

おひつじ座を探すときには、アンドロメダ座が目安となりますがアンドロメダ座は形が整っている星座でアンドロメダ銀河、そしてさんかく座には渦巻銀河があるのでぼんやりとした明かりが灯っていて見つけやすいのが特徴です。

 

おひつじ座のギリシア神話での物語

おひつじ座はギリシア神話の中で金色に輝く羊がモデルになった星座です。この金色の羊は犬神であるゼウスからヘルメスが預かっていたもので空を飛び、ヒトの言葉を話すことができるという言い伝えがありました。

テッサリアという国の王であるアイオロスの息子アタマスにはテーバイ王の娘のイノーという妻がいました。アタマスには前妻である雲の精霊ネペレーがいましたがこの2人は添い遂げることなく別れてしまった過去があります。

そして新しい妃であるイノーとの間にかわいい子供が誕生しますが、このときアタマスには前妻のネペレーとの間に2人の子供がいたとされています。

ふたりの名前は男の子のプリクソス、そして女の子のヘレ。新しく妻となったイノーはこの2人を同じように可愛がろうと努力しましたがやはり自分の子供が一番かわいかったのか、プリクソスとヘレを次第に邪魔者扱いしてしまうようになります。

そしてイノーは農民に対して嘘をつき、畑にまくはずだった種を火で焙らせ新芽がでないように策略を取ってしまいました。

当然この年の農作物は育たずたくさんの人々は飢え苦しむことになります。アタマスは大神のゼウスに助けを求めようとしましたが、なんとイノーはその邪魔をするために神官をだまし、アタマスと前妻の子供であるプリクソスを生贄として殺すことを提案しました。

このすべてを知った前妻であるネペレーはなんとかイノーの策略であるということを突き止めかわいいふたりの子供を金色の羊の背中に乗せ、天上へ逃がしたのです。黄金の羊は大空へ翼を羽ばたかせ飛んでいきます。

まだ幼い女の子のヘレはその高さに怯えてしまい背中から真っ逆さまに落ちていってしまいました。ヘレの兄であるプリクソスは悲しみ嘆きました。

金色の羊はプリクソスを慰め、背中にまだ幼く、しかしたくましいプリクソスを乗せたままはるか彼方に飛んでいくのでした。なんとかイノーの策略から逃れることができたプリクソスはコルキスの国で平和に暮らしたとされています。

必死にプリクソスとヘレを守ろうとした金色の羊は死んだそのあとも黄金の毛皮を国宝として、一本の立派な気に吊るし眠ることのない護り龍に守らせたとされています。

命を懸けて2人の命を守ろうとした金色の羊はおひつじ座として永遠に輝く星座となりました。ちなみにこの金色の羊の毛皮を守り続けた護り龍もりゅう座として輝く星になりました。

金色の羊の毛皮を得るために始まるひとつの冒険がギリシア神話の中でも有名なアルゴ遠征隊の冒険です。一方、ヘレはダルダネルス海峡に落ちてしまい命を失ったと言われています。このダルダネルス海峡はかつてヘレの海と呼ばれていました。

 

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