12星座【誕生月】 ギリシア神話 星座

おうし座のもうひとつの物語

おうし座のギリシア神話の物語として大神のゼウスがエウロパという娘を誘拐するために姿を変えた牛がおうし座のモデルだということをこちらの記事で紹介しました。しかし、おうし座にはもう一つの物語が語り継がれています。

 

おうし座のもうひとつの物語

はるか昔、神々が人々と共に生きていたころの話です。大神であるゼウスと妻であるヘラの元に遣える若い女がいました。その女の名前はイオ。イオは川の神イナコスの娘で非常に美しい女性でした。

ある日あまりの美しさにゼウスはイオに目を付けることになります。しかし妻であるヘラはこのことに気付き嫉妬心からイオを醜い一匹の牛の姿に変えてしまったのです。

一生、ゼウスと顔を合わせないようにヘラはイオを牛舎へと閉じ込め門番として100の目を持つ怪物のアルゴスに見張らせました。ゼウスはイオのことが心配になりましたが、妻がいる手前自分の目で確かめに行くことはできません。

そこで親である川の神イナコスを呼びつけ牛舎に見に行かせました。しかし、そこにいるのは同じような牛ばかりで見分けがつきません。またもしイオを見つけ出したとしても門番であるアルゴスがいるので手を出すことはできないのです。

アルゴスは100の目があるため98つの目が眠っていてものこりの2個の目で鋭く牛舎を監視しています。

どうすることもできないイナコスの前に一頭の牛が近づいてきて前足で地面にイオという文字を書きました。イオを見つけることができたイナコスは急いでゼウスのところへ戻りこのことを伝えました。

ゼウスは伝令神であるヘルメスを呼びイオを救い出すことを命じました。ヘルメスは急いで牛舎へ行き、100の目を持つアルゴスに「わたしが代わりに見張りをしてやる。お前は休め」と提案しました。

アルゴスはこのヘルメスの提案に喜び、眠りにつきました。

しかし98つの目は閉じていても残りの2つだけはジッとこちらの様子をうかがってきます。そこでヘルメスはある笛を取り出すことになります。この笛は眠りの神であるヒュプノスが作った眠りの笛でどんなものでも一瞬で眠らせてしまう効果があります。

ヘルメスはその笛を吹くとあれだけジッと見ていたアルゴスの100の目すべてを眠りにつかせることに成功したのです。

イオを牛の姿のまま助け出しイナコスの元に送り届けふたりは感動の再開を果たしたのです。そのときの記念として牛の姿を星座として残すことになりおうし座として冬の空に輝いているのです。

イオはその後本来の姿に戻ることができましたが、それを知ったヘラはイオに嫌がらせをするためアブを放ったと言われています。牛のまわりにアブがたくさんたかっているのはこのことが所以とされています。

100の目をもつアルゴスは、その後どうなったのでしょうか?アルゴスはその後、孔雀として生まれ変わったとされています。

たしかによく見ると孔雀の羽根には100の目があるようにも見えますよね?

 

おうし座の星に名前を付けれるスターネーミングギフト

-12星座【誕生月】, ギリシア神話, 星座